古家付き土地として売る — 解体せずに売却する方法と注意点
老朽化した空き家は、解体せず「古家付き土地」として売る方法があります。中古戸建てとの違い、メリット・デメリット、契約時の注意点を解説します。
著者: 47ESTATE編集部 / 公開: 2026-09-07 / 更新: 2026-09-07
老朽化した空き家を売るとき、必ずしも解体してから売る必要はありません。「古家付き土地」として、建物に値段を付けず土地として売り出す方法が広く使われています。
古家付き土地とは
土地が取引の主体で、建物は価値ゼロ(あるいはマイナス)として扱う売り方です。広告上は「土地(現況古家あり)」などと表示されます。中古戸建てとして売るか古家付き土地として売るかに明確な線引きはありませんが、居住に相応の修繕が必要な建物は古家付き土地として扱われることが多いとされます。
メリット
1. 解体費用を先に負担しなくてよい:手元資金がなくても売り出せます 2. すぐに売却活動を始められる:解体工事の期間を待つ必要がありません 3. 買主側の選択肢が残る:リフォームして住みたい買主、住宅ローンの土地扱いを避けたい買主に届く可能性があります 4. 住宅用地特例が続く:建物があるうちは土地の固定資産税の軽減が続きます
デメリット・注意点
・買主は解体費用を見込んで価格交渉するため、その分安くなりがちです ・見た目の印象が悪いと問い合わせ自体が減ります(残置物の撤去と庭の手入れは最低限行いたいところです) ・買主から「解体更地渡し」(売主負担で解体して引き渡す条件)を求められる場合があります
契約時に特に注意すること
古家付き土地でも、売主は契約不適合責任(引き渡した物が契約内容に適合しない場合の責任)を負い得ます。建物の不具合を把握している場合は正直に告知し、建物については責任を負わない旨の特約(免責特約)を設けるのが一般的です。特約の設計は仲介会社とよく相談しましょう。
解体して売る場合との比較
更地の方が早く高く売れる地域もあれば、古家付きで十分な地域もあります。判断は地域の需要次第のため、両パターンの査定を不動産会社に出してもらい比較するのが実務的です。
*売り方の選択と特約の内容は、仲介を依頼する不動産会社に十分ご相談ください。*
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最終更新: 2026-08-02