店頭金利と優遇金利の仕組み — 広告の「低金利」のからくり
住宅ローンの適用金利は店頭金利から優遇幅を引いて決まります。当初優遇と通期優遇の違い、優遇が外れる条件など、広告の金利表示を読み解く基礎知識を解説します。
著者: 47ESTATE編集部 / 公開: 2026-09-03 / 更新: 2026-09-03
住宅ローンの広告に出ている金利は、そのまま自分に適用されるとは限りません。「店頭金利」と「優遇金利」の仕組みを知ることが、金利比較の第一歩です。
店頭金利と適用金利
店頭金利(基準金利)は、金融機関が定める定価のような金利です。実際には、ここから審査結果などに応じた優遇幅(引き下げ幅)を差し引いた適用金利で借りることになります。広告に大きく表示されているのは、最大の優遇を受けた場合の適用金利であることが一般的で、誰にでもその金利が適用されるわけではありません。
当初優遇と通期優遇
優遇の方式には大きく2種類あります。 ・通期優遇:完済まで同じ優遇幅が続くタイプ ・当初優遇:最初の固定期間だけ優遇幅が大きく、期間終了後は優遇幅が縮小するタイプ
当初優遇は入口の金利が低く見えますが、固定期間終了後の適用金利が上がりやすい構造です。入口の金利だけでなく、優遇幅がいつまで・どれだけ続くかを確認することが重要です。
変動金利の見直しの仕組み
変動金利の場合、店頭金利は短期の市場金利などを参考に見直されます。契約時に決まった優遇幅は原則として完済まで変わらないため、適用金利は「その時々の店頭金利 − 契約時の優遇幅」で動いていきます。
確認したいポイント
・表示金利は最優遇か、自分にも適用される見込みか ・優遇は当初型か通期型か、終了後の優遇幅はいくつか ・優遇の適用条件(給与振込やカード契約など)と、条件を外れた場合の扱い
金利は金融機関・時期により異なります。複数の金融機関で、優遇の条件まで含めて比較することをおすすめします。
実際の優遇幅は審査で決まる
広告の最大優遇幅が適用されるかどうかは、審査の結果次第です。年収や物件、取引状況によって提示される優遇幅は変わり得るため、事前審査を受けて自分に適用される金利を確認することが、正確な比較の唯一の方法です。複数行の事前審査を並行して受け、提示条件を見比べる人も少なくありません。
*優遇条件・金利は金融機関ごとに異なります。詳細は各金融機関にご確認ください。*
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最終更新: 2026-08-02