離婚時に家をどうするか — 決めるべきことの全体像と順序
離婚で家をどうするかは、名義・ローン・評価・住み続ける人の4点を確認してから決めるのが基本です。検討の全体像と進める順序を整理します。
著者: 47ESTATE編集部 / 公開: 2026-09-06 / 更新: 2026-09-06
離婚の話し合いで最も大きな財産となるのが家です。感情的に「売る」「住み続ける」を先に決めてしまうと後で行き詰まることが多いため、確認と検討の順序を押さえておきましょう。
最初に確認する4つの事実
1. 名義:土地・建物の登記名義は誰か(単独か共有か)。法務局で登記事項証明書を取れば確認できます 2. 住宅ローン:残高はいくらか、債務者は誰か(単独・ペアローン・連帯保証の別) 3. 家の評価額:いま売ったらいくらか。不動産会社の査定で把握します 4. 希望:どちらかが住み続けたいのか、双方とも手放してよいのか
評価とローンの関係で道が分かれる
査定額がローン残高を上回る(アンダーローン)なら、売却して残りを分ける道も、一方が住み続けて他方に代償金を払う道も取りやすくなります。逆に残高が査定額を上回る(オーバーローン)と、売却には不足分の穴埋めが必要になり、選択肢は狭まります。
主な選択肢
・売却して現金で分ける:最も分かりやすく、後日のトラブルが少ないとされます ・一方が住み続ける:名義・ローン・代償金の整理が必要で、金融機関との調整が伴います ・当面共有のままにする:整理を先送りする形になり、将来の売却や相続で問題化しやすいと指摘されます
進める順序
査定とローン残高の確認を先に行い、数字を見てから選択肢を絞る。合意ができたら離婚協議書に条件を明記し、必要に応じて公正証書にする。名義変更や売却の実行は、ローンや税金の扱いを確認しながら進める——という流れが基本形です。
家の扱いは財産分与・住まいの確保・ローンの信用問題が絡む複合的なテーマです。当事者だけで判断が難しい場合は、早い段階で専門家を交えることが結果的に近道になります。
*法的な判断を含む事項は弁護士へ、査定・売却は不動産会社へ、登記は司法書士への相談をご検討ください。*
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最終更新: 2026-08-02