鍵と書類の引き継ぎ — 引き渡しで渡すもの・残すもの・処分するもの
引き渡し時には鍵一式と物件関係書類を買主へ引き継ぎます。渡すべき書類のリスト、スペアキーの扱い、売主が手元に残すべき書類を解説します。
著者: 47ESTATE編集部 / 公開: 2026-08-10 / 更新: 2026-08-10
引き渡しの最後の仕事が、鍵と書類の引き継ぎです。「何を渡し、何を残すか」を整理しておくと、引き渡し後の問い合わせやトラブルを防げます。
鍵はすべて渡すのが原則
玄関キーだけでなく、次のすべてが引き継ぎ対象です。 ・玄関のスペアキーを含む全本数(本数は引き渡し確認書に記録します) ・勝手口・窓・面格子・物置・門扉の鍵 ・マンションならオートロックのキー・カードキー・リモコンキー ・ポスト・宅配ボックスの鍵や暗証番号 ・車庫・シャッターのリモコン 紛失しているスペアキーがあれば、その旨を正直に伝えます。買主は通常入居時に錠を交換しますが、それは買主の判断であり、売主が本数をごまかしてよい理由にはなりません。
買主に渡す書類
1. 設備の取扱説明書・保証書(給湯器・エアコン・食洗機・床暖房など) 2. 建築確認済証・検査済証、設計図書・間取り図(戸建ての場合、あれば) 3. マンションの管理規約・使用細則・長期修繕計画等(手元にある場合) 4. リフォーム・修繕の履歴がわかる資料や保証書 5. アフターサービス規準書・住宅性能評価書等(あれば) これらは物件の価値を裏付ける資料でもあり、揃っているほど買主の安心につながります。
売主が手元に残す書類
・売買契約書(今回の売却分)と諸費用の領収書:譲渡所得の確定申告で必要になります ・購入時の売買契約書・領収書:取得費の証明に必要です。紛失すると取得費を概算(売却価格の5%)で計算せざるを得ず、税負担が大きく増える場合があるとされます ・精算書・引き渡し確認書の控え コピーで足りるものはコピーを買主に渡し、原本の要否は担当者に確認しましょう。
引き渡し確認書で締める
渡した鍵の本数・書類の一覧を引き渡し確認書に記載し、双方で署名して完了です。書面に残すことが、後日の「もらっていない」を防ぐ唯一の方法です。
引き渡し後の問い合わせに備える
設備の使い方や地域のことなど、引き渡し後に買主から質問が来ることもあります。連絡は不動産会社経由とする取り決めにしておくと、双方にとって負担がなく安心です。
*確定申告に必要な書類の詳細は、国税庁の情報または税理士にご確認ください。*
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最終更新: 2026-08-02