中古住宅の引き渡し前「再内見」— 最終確認で見るべきポイント
中古住宅では決済前に現地の最終確認(再内見)を行うのが安全です。契約時との相違、残置物、付帯設備の動作、境界標など、当日確認すべき項目を整理します。確認リストとしてご活用ください。
著者: 47ESTATE編集部 / 公開: 2026-09-22 / 更新: 2026-09-22
中古住宅の売買では、契約から引き渡しまでに1〜2か月程度の期間が空くのが一般的です。その間に物件の状態が変わることもあるため、残代金決済の直前に現地で最終確認(再内見・引き渡し前確認)を行うのが安全な実務とされています。仲介会社が段取りしてくれることが多いものの、任せきりにせず自分の確認項目を持って臨みましょう。
なぜ再内見が必要か
契約時に見た状態と引き渡し時の状態は、同じとは限りません。 ・売主の引っ越しに伴う床・壁の新しい傷 ・家具を動かして初めて見える壁の傷みやカビ ・台風や地震など、契約後の自然災害による損傷 ・撤去されるはずの物の残置、逆に残るはずの設備の撤去 引き渡しを受けた後に気づいても、いつ生じた損傷かの証明は難しくなります。決済前に確認することに意味があります。
当日のチェック項目
1. 契約書類との照合:付帯設備表で「有」とされた設備が残っているか、「撤去」とされた物が撤去されているか 2. 設備の動作:給湯・水栓・換気扇・エアコンなど、動かせるものは実際に動かす 3. 家具移動後の状態:契約時に家具で隠れていた床・壁の状態 4. 残置物:室内だけでなく物置・庭・床下収納・天井裏収納まで 5. 境界標:土地・戸建てでは境界標の位置を売主立ち会いで確認 6. 鍵の本数と種類:引き渡される鍵の一覧を確認 写真を撮りながら回り、気になる点はその場で仲介会社に共有します。
問題が見つかったときの対応
決済前に判明すれば、対応の選択肢があります。 ・軽微な傷など:現状の確認と了承、あるいは補修・清掃の合意を書面に残す ・撤去漏れ・新たな損傷:決済までの是正、または費用相当額の精算を協議する 「決済後に対応します」という口約束だけで決済に進むのは避け、対応内容・期限・費用負担を書面(メール可)にしてから進めるのが原則です。
空き家期間が長い物件は特に念入りに
売主が既に退去して時間が経っている物件では、水道を長期間使っていないことによる封水切れの臭気や、雨漏りの進行などが起きていることがあります。通水・通電の状態も含めて確認しましょう。
*確認項目は物件により異なります。段取りは仲介会社と事前にご相談ください。*
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最終更新: 2026-08-02