入居後に欠陥を見つけたときの手順 — 記録・通知・交渉の進め方
入居後に雨漏りや傾きなどの欠陥を見つけた場合の行動手順を時系列で解説。証拠の残し方、通知の方法、修理のタイミング、相談先の選び方をまとめます。時系列の行動手順が分かります。
著者: 47ESTATE編集部 / 公開: 2026-09-21 / 更新: 2026-09-21
入居してしばらくすると、内見では気づかなかった不具合が見えてくることがあります。雨の日にだけ現れる雨染み、床の傾き、排水の異臭——見つけた瞬間は動揺しますが、その後の行動手順で結果が大きく変わります。時系列で整理します。
ステップ1:記録を残す(発見当日〜)
最初にやるべきは証拠化です。 ・写真・動画を日付が分かる形で撮影する(引きの画角と寄りの画角の両方) ・発見日時、状況(天候・使用状況)をメモする ・症状が進行する場合は定点で撮り続ける 「いつから存在したか」が争点になりやすいため、発見直後の記録には大きな意味があります。
ステップ2:契約書類を確認する
次に、売買契約書・重要事項説明書・物件状況報告書(告知書)・付帯設備表を読み返します。確認ポイントは次の3つです。 1. その不具合について記載(告知・容認事項)があるか 2. 契約不適合責任の期間・範囲がどう定められているか(免責特約の有無、通知期限) 3. 新築や買主が宅建業者売主から購入した場合の保証・アフターサービスの有無 記載済みの不具合であれば請求は難しく、未記載であれば交渉の余地が出てきます。
ステップ3:速やかに書面で通知する
通知期限(引き渡しから3か月以内などの特約や、知った時から1年の原則)があるため、「様子を見てから」と先延ばしにしないことが重要です。仲介会社に連絡した上で、売主宛てに不具合の内容・発見日・求める対応を書面やメールなど記録が残る形で通知します。
ステップ4:原因調査と協議
必要に応じて専門業者やホームインスペクターに原因調査を依頼します。修理を急ぎたい場合も、可能な限り通知と現地確認の機会を売主側に与えてから着手する方が、後の交渉で不利になりません。緊急で修理した場合は、修理前の写真と業者の報告書・領収書を保管します。
ステップ5:まとまらない場合の相談先
当事者間で解決しない場合は、弁護士のほか、不動産取引に関する各種相談窓口(自治体の宅建業担当、業界団体の相談所、住宅紛争に関する専門機関など)の利用が考えられます。請求額と費用のバランスも含めて方針を検討しましょう。
*責任追及の可否は契約内容・事実関係・期限によります。早い段階で弁護士等の専門家にご相談ください。*
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最終更新: 2026-08-02